ニュースルーム

(日本語) 【導入事例】持続可能な社会に向けて 「サンフジウッドリサイクルセンター」を竣工! 木材リサイクル事業を開始した株式会社サンフジの挑戦

New

Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language.



今回ご紹介するのは、2023年10月から新たに木材リサイクル事業を開始した、株式会社サンフジ様(以下、敬称略)です。

新事業開始に当たって「サンフジウッドリサイクルセンター」を竣工し、ドイツ・アルレコ社の低速破砕機(DW Type206)、高速破砕機(AK540VE)、ふるい分け機(SST725)の3台を導入いただきました。

新規事業開始に至る想いや機械の選定、新規工場の設計等について、当社営業担当の副島 龍太に聞きました。


ハードルの高いリサイクル業に挑戦した理由


サンフジはこれまで、仮設足場工事業を中心に、産業廃棄物収集運搬、建物解体、伐採工事など、幅広い事業を行ってきました。そして今回、新たな挑戦として産業廃棄物中間処理業を開始し、木材リサイクルの分野にもその範囲を広げることとなりました。

営業担当の副島は、木材リサイクル事業への新規参入について、こう説明します。

副島:
「サンフジさんが行う伐採や解体工事などでは、多くの廃棄物が排出されます。これを単に処分するのではなく、資源として活用していきたいと考え、中間処理業を検討されるようになったそうです。

元々、環境省の『エコアクション21』を取得・運用していますし、SDGsにも熱心に取り組まれている会社です。事業を開始できれば、自社の廃棄物を有効活用することはもちろん、地域全体のリサイクル率向上にもつながると考え、ハードルが高いといわれる廃棄物中間処理業の許認可取得とプラント建設の実現に向けて、尽力されてきました

中間処理業の許認可は、数年間を要する一大プロジェクトです。サンフジは、厳しい条件や近隣の方の理解などさまざまな課題をクリアし、営業許可の取得と「サンフジウッドリサイクルセンター」の稼働にこぎ着けました。

稼働する低速破砕機・DW Type206


現場視察で実感いただいた処理量の多さとサポートへの信頼感


プラントの建設に当たり、一次破砕を行う低速破砕機・DW Type206二次破砕を行う高速破砕機・AK540VE破砕後のチップを選別するふるい分け機・SST725を、ラインで導入いただきました。どのようなプロセスで決定されたのでしょうか。

副島:
「新規プラント建設のために、メインの破砕関連機械だけでも3台揃える必要があり、かなりの投資が必要となります。そうした投資に見合うスペックの機械なのか、実感を持って確認していただくために、実際に上記3台をラインで運用されている会社にご案内し、稼働状況を視察いただきました。

群馬1社と神奈川の2社、計3社を訪問する中で、DWやAKの特徴である処理量の多さを実感いただきました。さらには、事業者の方と直接お話ししたことで、メンテナンスや故障・修理時の対応などについても、安心されたようです

メンテナンス面は、輸入機械特有の課題であり、多くの方が心配され、ご質問なども頻繁に受ける分野です。もちろん私たち営業も、迅速なメンテナンス対応の仕組みや、木更津マシンパーク内に豊富なスペアパーツを保有していることなどをご説明していますが、やはり日々機械を稼働させている事業者のみなさまの声には説得力があります。不安の軽減につながり、導入のご決断をいただけたと感じます」

導入されたふるい分け機・SST725

こうして、破砕機及びふるい分け機の導入が決まり、プラントの詳細設計に入っていきました。


電気式機械の導入で、環境にも人にもやさしい工場を実現!


実際に破砕を行う工場のレイアウト等については、どのように進んだのでしょうか。

副島:
「新しい工場になりますので、機械の稼働に必要な敷地面積に始まり、動線的な部分でのご提案まで、詳細な部分も含めてしっかりと打ち合わせし、レイアウトを詰めていきました。 その際、設計士も現場に出向いて確認し、効率的な稼働ができるよう知恵を絞りました。

また、今回導入いただいた機械は全て電気式なので、ケーブルも含めて適切な配置をすることが重要になります。こうした面でも積極的に提案・議論を行い、効率面や安全面に配慮した工場建設をサポートさせていただきました」

導入された高速破砕機・AK540VE

サンフジウッドリサイクルセンターでは、上述の通り破砕機も電気式を導入していますが、それだけでなく、プラント内の重機も電気式を採用しているそうです。

副島:
「先ほども少し触れましたが、サンフジさんは環境配慮への意識が高い会社です。CO2排出ゼロを実現するために、電気式の機械を積極的に選んで導入しています。 また、電気式は騒音や排熱も少なく、環境面だけでなく工場内で働く従業員の方への配慮、さらには近隣地域への配慮にもつながります。環境にも人にもやさしい、持続可能な社会を目指している姿勢が、こうした選択にも表れていると感じますね」


チャレンジ精神が社内に波及 持続可能な社会に向けて


この数年間、一連の事業開始準備などを通じて、副島は「社長の新しいことに挑戦していきたいという熱意と人を大切にする姿勢」を感じたと話します。

副島:
「サンフジを創業し、現在まで発展させてきた芹沢社長は、リーダーシップはもちろんのこと、未来を見据えて新しい事業を始めるチャレンジ精神が強く、人を惹きつける魅力のある方です。

それは、社員の方々を見ていても実感します。みなさん社長を尊敬していますし、会社を盛り上げていこう、新規事業を成功させようという気概があるんですよね。

社長自身が従業員の方々を大切にしているからこそ生まれる雰囲気で、勢いのある会社特有のものだと思います。これからの事業展開が非常に楽しみです」

できあがったチップ

10月から稼働を開始した「サンフジウッドリサイクルセンター」、順調に破砕を行い、木質チップを生産しています。

副島:
「まずは無事にスタートを切ることができ、ほっとしていますね。ただ、機械はどうしても動いてからしかできない調整があり、今後もさまざまな対応が必要になると思います。もちろん課題も出てくることが予想されますので、その都度迅速に対応・解決していくことが大切になります」

持続可能な社会を目指し、CO2排出ゼロで廃棄物から木質チップを生み出す。サンフジのみなさんの新しい挑戦を、サナースも全力で支援していきます。

ーーーーーーーーーーー
▶️破砕機にご関心のある方は、こちらのページをご覧ください。

▶️お問い合わせはこちら