鶴崎海陸運輸株式会社様 SENNEBOGEN 870E導入で港湾荷役の安全性と生産性を大幅向上。丸太荷役を15名から4名体制へ省力化

鶴崎海陸運輸株式会社(つるさきかいりくうんゆ)は、大分県大分市に本社を置く総合物流企業です。1960年創業以来、大分臨海工業地帯の発展とともに成長し、港湾物流・陸上輸送・通関・倉庫管理、構内作業を中心に幅広い事業を展開しています。
今回取材を受けていただいた物流事業本部港運部では、港湾において、船舶と陸との間で行われる積み卸し作業全般を行っています。石炭の荷役・保管や、PKSの荷役・保管・運搬、杉丸太の船積み、珪藻土の保管・船積み、石膏の保管・船積み、スクラップの船積み・水切りをはじめとするさまざまな作業を行っています。
今回は、SENNEBOGENマテリアルハンドリング機「870E」の導入の経緯とその効果、そして今後の展望について、物流事業本部港運部の首藤部長、武田課長、実際に操作されている渡邉様にお話を伺いました。
*写真 左から 首藤様 渡邉様 武田様
導入機械 :SENNEBOGEN 870E
取材ご担当者様 :
物流事業本部 港運部 部長 首藤様
物流事業本部 港運部 港運課 課長 武田様
物流事業本部 港運部 港運課 オペレーター 渡邉様

港湾荷役の効率向上と安全対策強化を見据えた設備導入
港湾荷役の効率化と、安全対策は以前から課題となっていました。
特に丸太荷役ではクレーン2台を使用し、ワイヤーによる玉掛け・玉外し作業を伴う従来方式で対応していました。
首藤様 「丸太荷役は港運部の中でも特に危険度の高い作業でした。船内で玉外しを行う必要があり、雨天時には丸太が滑りやすくなるため、常にリスクを抱えていました。」
さらに今後の貨物量増加も見据え、
- 作業員不足への対応
- 安全性向上
- 生産性向上
- 将来的な事業拡大への備え
といった観点から、新たなマテリアルハンドリング機導入を検討することになりました。
SENNEBOGEN「870E」選定の決め手は、機能性能とサポート体制
870Eを選定した理由として、機械性能に加え、サナースの対応も大きな決め手になったとの評価をいただきました。
「営業担当者が現場をしっかり見てくれることや、アフターサービス体制を含めて非常に安心感がありました。」
また、港湾荷役に求められる汎用性についても高く評価されています。
石炭やPKSなどのバルク貨物にはクラムシェルバケット、丸太荷役にはグラップルを使用し、1台でさまざまな荷役作業に対応しています。
「汎用性は非常に高いですね。素晴らしく良いと思います。」と首藤様にはコメントをいただきました。
導入効果は、作業効率は3倍近く向上。15名体制から最少3~4名体制へ省力化。
870E導入による効果は数字にも明確に表れています。
従来のクレーン丸太荷役では、
- 荷役能力:約180〜200t/h
- 作業人数:約15名
- 作業日数:2日
現在では
- 荷役能力:約500〜600t/h
- 作業人数:最少3〜4名
- 作業日数:約1日半
へと大幅に改善しました。
「以前はクレーン2台で丸2日かかっていた作業が、今では870E 1台で1日半で終わります。生産性向上によって生まれた余力を生かし、同業他社が困っている仕事にも対応する提案ができるようになりました」と、導入効果を語られました。
安全性の向上。人が危険区域に入らない荷役へ。
安全面では、従来の荷役でも特に危険度が高かった、船内での玉外しの作業がほぼなくなり、作業員が危険な作業に従事する機会を大幅に減らすことができました。
丸太荷役特有の転倒や挟まれ事故のリスク低減はもちろん、重機と人との接触機会が減ったことで、現場全体の安全レベル向上にもつながっています。
操作性の評価
実際に870Eを操作をされている渡邉様からは、キャビンの快適性について高い評価をいただいています。
「キャビンはとても快適で、旋回速度も速く、作業がしやすくなりました」
そのほかにも、キャビンからの視認性の向上や、安全確認のしやすさも導入メリットとして挙げていただいています。
点数評価をお願いしました
導入評価を点数で伺ったところ、100点満点をいただきました。
マイナスポイントは特に見当たらず、今ではこの機械がないと仕事にならないほどで、現場からも「よい機械を入れてくれた」との声が上がっているとのことでした。
「採用が厳しくなる中で、省力化はますます重要になります。私たちがまだ知らない海外の優れた機械や仕組みもたくさんあると思います。
今後もサナースにはさまざまな情報を提供していただきながら、安全で効率的な現場づくりを進めていきたいですね。」
との期待もいただきました。
今後はさらなる設備拡充も視野に
鶴崎海陸運輸様では、新たな保管エリアの活用での、取扱い量の増加を見込んでいます。それに伴う採用活動でも、870Eを見た若手人材が興味を持ってくれるところに一役を買っているとのこと。
作業負担を大幅に削減し、安全性と生産性を両立する港湾荷役体制をさらに強化し、事業の拡大を進めていく方針です。
編集後記
安全性の向上と効率化に加え、機械の導入と運用によって、事業と採用を好循環へ導いている好事例をご紹介できることを光栄に思います。
当初の目論見を着実な計画と運用によって成果につなげている体制は、機械を導入するだけでは実現できません。
今回の成果は、港運部の皆様がメンバーの安全に最大限配慮し、870Eの能力を最大限に引き出して運用されていることによるものです。
私たちは今後も、サポートや新たなご提案を通じて、鶴崎海陸運輸様のさらなる発展に協力してまいります。



